2025年9月に公開された劇場版『チェンソーマン レゼ篇』の余韻も冷めやらぬ中、なんと「レゼのモデルが実在する海外のAV女優ではないか?」という疑惑が浮上し、ネット上が騒然としています。
「えっ、まさか少年ジャンプ作品でそんなことある?」
「藤本タツキ先生ならやりかねない…」
様々な憶測が飛び交う中、情報の真偽が気になっている方も多いはずです。
今回は、この「レゼAVモデル疑惑」の真相、なぜ炎上しているのかその理由、そして作者である藤本タツキ先生の過去のオマージュ遍歴や法的観点まで、徹底的に深掘りしていきます。
噂の元ネタとなった女優の共通点や、海外と日本での反応の違いなど、ファンの皆さんが知りたい情報を網羅的にまとめました。
あくまで推測の域を出ない部分もありますが、現時点で判明している事実をベースに、冷静に紐解いていきましょう。
【検証】チェンソーマンのレゼのモデルがついに判明?噂の真相と公式見解
まず最初に整理しておきたいのは、公式に発表されている「レゼ」というキャラクターのモデルや起源についてです。
今回の騒動で「元ネタはAV女優だ!」という声が大きくなっていますが、まずは落ち着いて、これまで語られてきた公式情報を振り返ってみましょう。
公式インタビューで語られたレゼの誕生秘話
『チェンソーマン』の作者である藤本タツキ先生は、過去のインタビューにおいてレゼのキャラクター造形について言及しています。
2023年頃のインタビュー記事によると、レゼのデザインや設定には、なんとスタジオジブリ作品『千と千尋の神隠し』の影響が色濃く反映されているそうです。
意外に思われるかもしれませんが、藤本先生は宮崎駿監督が描く「普通の少女が非日常に巻き込まれていく」という構造や、少女の成長過程に強い感銘を受けており、それをダークファンタジーであるチェンソーマンの世界観に落とし込んだのがレゼであると語っています。
つまり、表向きの清楚さと内面の危険性(悪魔としての本性)のギャップは、ジブリ作品へのリスペクトと、藤本先生独自の「デンジにとっての甘く危険な初恋」というコンセプトから生まれたものなのです。
実在する聖地:練馬と神保町の喫茶店
また、キャラクターのビジュアルだけでなく、レゼが登場するシーンの背景にも明確なモデルが存在します。
ファンの間では既に「聖地巡礼」の定番となっていますが、レゼとデンジが出会う雨宿りのシーンなどは、東京都練馬区の練馬駅周辺がモデルになっていると言われています。
さらに、レゼがアルバイトをしていたカフェ「二道」の内装は、神保町にある実在の喫茶店が参考にされている可能性が非常に高いです。
木目調のカウンターや店内の階段の配置など、原作の描写と実際の店舗が酷似しており、これは藤本先生が「日常の風景」を大切にし、リアリティを持たせるために実在の場所を取材・参考にする手法をとっている証拠でもあります。
このように、公式情報やこれまでの定説では、「レゼのモデル=ジブリヒロイン+実在の街角にいる少女」という認識が一般的でした。
では、なぜ今になって突然「AV女優説」が浮上したのでしょうか?次の章で詳しく見ていきましょう。
レゼの元ネタがAV女優という疑惑で炎上した理由はなぜ?共通点を徹底分析
2025年11月29日頃から、X(旧Twitter)や韓国のネットコミュニティを中心に、ある一つの「説」が爆発的に拡散されました。
それは、「レゼのデザインや設定の元ネタは、2013年のアメリカのアダルトビデオ作品ではないか」というものです。
この疑惑がなぜここまで大きな炎上(議論)を巻き起こしているのか、指摘されている具体的な共通点を整理します。
疑惑の発端となった海外女優「Hazel Roze」
噂の対象となっているのは、2013年に制作されたBDSM系のアダルト作品に出演していた「Hazel Roze(ヘイゼル・ローズ)」という女優です。
ネット上の特定班や海外のファンが指摘している類似点は、単なる偶然の一致で片付けるにはあまりにも多すぎると話題になっています。
- 名前の類似性:
- 女優の名前が「Roze(ローズ)」であるのに対し、キャラクター名は「Reze(レゼ)」。綴りや響きが非常に似ています。
- 一部では「Hazel Roze(ヘイゼル・ローズ)」を「爆ぜる(Hazel)レゼ」という日本語の駄洒落にかけたのではないかという考察まで飛び出しています。
- 服装とビジュアルの一致:
- 問題のビデオ内で女優が着用している衣装が、黒のタイトなトップス、スカート、そして特徴的なチョーカー(首輪)であり、レゼの私服姿とシルエットが酷似しています。
- 特に、レゼのトレードマークである首元のチョーカー(爆弾のピンがついたもの)と、ビデオ内で使用されている拘束具のデザインや形状がそっくりだという指摘があります。
- ネイルカラーと髪色の関連:
- ビデオ内の女優のネイルカラーが「青」であり、これがレゼのイメージカラーや髪のハイライトの色と一致しているという声もあります。
- シチュエーションの類似:
- 元ネタとされるビデオの内容が、首を絞められたりするハードな内容であり、これがレゼの「自身の首のピンを抜いて自爆する」というギミックや、作中での悲劇的な最期とリンクしているのではないかという深読みもなされています。
なぜ今になって「発掘」されたのか?
『チェンソーマン』の原作でレゼ編が連載されていたのは数年前ですが、なぜ2025年の今になってこの話題が出てきたのでしょうか。
きっかけは韓国のネットユーザーによる投稿でした。過去のサブカルチャーやマニアックな映像作品を掘り下げる中で偶然発見され、比較画像と共にSNSに投稿されたことで、「パンドラの箱が開いた」状態になったようです。
特に、X(旧Twitter)では比較画像が拡散され、「これは言い逃れできないレベル」「完全に一致している」と驚愕する声が広まりました。
一方で、公式からの発表は一切なく、あくまでファンの間での「状況証拠による推測」に過ぎない点には注意が必要です。
藤本タツキ作品はオマージュで有名?過去の炎上とは?作風から見る可能性
今回の疑惑が単なるデマとして一蹴されず、「藤本タツキ先生ならありえるかも…」と多くのファンに思わせてしまった背景には、作者独特の作風とこれまでの実績があります。
「オマージュの鬼才」としての藤本タツキ
藤本タツキ先生は、無類の映画好きとして知られています。
デビュー作『ファイアパンチ』や『チェンソーマン』、そして『ルックバック』に至るまで、作中には古今東西の映画、漫画、小説へのオマージュが散りばめられています。
例えば、『チェンソーマン』のオープニング映像(アニメ版)が多数の映画パロディで構成されていたことは記憶に新しいでしょう。
先生自身、インタビューで「好きな作品の要素を組み合わせて自分の作品を作る」「オマージュはリスペクトの表現」と公言しており、創作の根幹に「既存作品への参照」があることは間違いありません。
そのため、「たまたま見たマニアックな映像作品のビジュアルが印象に残り、キャラクターデザインに反映された」という可能性は、藤本先生の創作スタイルを考えると完全には否定できないのが実情です。
ただし、それが意図的な「パクリ」なのか、無意識の「インスパイア」なのか、あるいは「高度な文脈の引用」なのかは、解釈が分かれるところです。
過去の炎上騒動と「ルックバック」
藤本先生の作品は、その鋭い描写ゆえに過去にも議論を呼んだことがあります。
特に読み切り作品『ルックバック』が公開された際、作中に登場する通り魔の描写や動機が、現実に起きた京都アニメーション放火事件やその他の社会事件を想起させるとして、ネット上で大きな議論(炎上)となりました。
この時は、表現の自由や鎮魂の意図、あるいは配慮不足など様々な意見が飛び交い、結果的に一部のセリフが修正される事態となりました。
このように、現実の事件やセンシティブな事象を創作に取り込む際、その手腕が称賛される一方で、危うさを孕んでいることも事実です。
今回の「レゼAVモデル疑惑」も、もし事実であれば「性的なコンテンツを少年誌のヒロインのモチーフにした」という点で、倫理的な議論を呼ぶ可能性があります。
しかし、藤本作品には常に「エロスとタナトス(性と死)」が隣り合わせで描かれており、レゼというキャラクターの持つ「危険な魅力」を表現するために、あえてアンダーグラウンドな要素を取り入れたという芸術的な解釈もできるかもしれません。
実写映像作品からデザインや発想を模倣することは合法?法的側面を解説
ここで少し真面目な話になりますが、仮にレゼのデザインが本当にそのAV作品を参考にしていた場合、法的には問題があるのでしょうか?
著作権法の観点から、実写映像と漫画キャラクターの関係について簡単に解説します。
アイデアや発想は著作権で保護されない
日本の著作権法において、基本的な原則として「アイデア」や「作風」、「設定」自体は著作権保護の対象になりません。
例えば、「首輪をつけた黒い服の女性」というコンセプト自体を誰かが独占することはできないのです。
したがって、もし藤本先生が「この女優の雰囲気がいいな」と思って、それを脳内で変換してキャラクターとして描いた場合、それは「インスピレーション」の範疇であり、直ちに違法となる可能性は低いです。
「翻案権」や「肖像権」の問題は?
ただし、写真や映像をそのままトレース(敷き写し)したり、誰が見ても「これはあの作品のあのシーンだ」とわかるレベルで詳細に模倣した場合は、「翻案権(ほんあんけん)」の侵害になるリスクがあります。
また、実在の人物(女優)の顔をそのまま漫画のキャラクターとして描いた場合は「肖像権」や「パブリシティ権」の問題も浮上します。
しかし、レゼの場合はあくまで「漫画の絵」であり、特定の女優の顔立ちそのものを写実的に描いているわけではありません。
服装や小道具が似ているという点についても、一般的な「ゴシックファッション」や「ボンテージファッション」の記号的表現として処理される可能性が高く、法的に「クロ」と断定するのは非常に難しいグレーゾーンと言えるでしょう。
文化庁のガイドラインなどを見ても、実写からの漫画化における「偶然の一致」と「意図的な模倣」の線引きは非常に曖昧です。
今回の件に関しては、公式が認めていない以上、あくまで「似ている」というレベルに留まっており、法的なトラブルに発展する可能性は低いと考えられます。
チェンソーマンのレゼのモデルがAVバレに対するネット上の反応とは?
最後に、この衝撃的なニュースに対する、SNSやネット掲示板でのファンの反応をまとめてみました。
反応は大きく分けて「驚愕・ショック」「納得・面白がり」「擁護・冷静」の3パターンに見られます。
① 驚愕・ショックを受ける層
- 「嘘でしょ…?あんなに切ない初恋の相手の元ネタがこれなの?」
- 「コスプレしてたレイヤーさんが可哀想。知らずにAV女優のコスプレさせられてたってことでしょ?」
- 「海外勢が見つけてきた情報力が凄すぎるけど、知りたくなかった…」
特に、純粋にレゼのキャラクターを愛していたファンや、コスプレイヤーの方々からは戸惑いの声が多く上がっています。
「知らぬが仏」だった情報が露見してしまったことに対する、複雑な心境がうかがえます。
② 納得・面白がる層
- 「藤本タツキならやりかねない、むしろ平常運転。」
- 「名前が『Hazel Roze(爆ぜるロゼ)』だからレゼって、ダジャレのセンスが天才すぎるww」
- 「逆にエモい。BDSMの苦痛を伴う愛と、デンジとの関係性がリンクしてて深読みできる。」
- 「永久機関が完成しちまったなアア~!!」
古参のファンや、藤本先生の作家性を理解している層からは、「やっぱりな」「さすがタツキ」といった、一種の諦めと称賛が入り混じった反応が見られます。
偶然の一致だとしても、それをネタとして消費してしまう強さが『チェンソーマン』ファンにはあるようです。
③ 擁護・冷静な分析層
- 「たまたま衣装が似てただけじゃない?黒い服にチョーカーなんてありふれてるよ。」
- 「2013年の作品なんて、作者が見てるかどうかも怪しい。こじつけでは?」
- 「公式が明言したのはジブリだけ。ネットの噂を鵜呑みにするのは良くない。」
冷静な意見として、情報の出所が海外の掲示板であることや、公式情報ではないことから、断定を避けるべきだという声もあります。
特に、フェミニズム的な観点からの批判(韓国を中心とした反応)に対して、文化的な背景の違いを指摘する意見も見られました。
まとめ:信じるか信じないかはあなた次第?
今回、突如として湧き上がった「レゼのモデル=AV女優説」。
調査の結果、「公式な事実は確認できない」ものの、「ビジュアルや名前の類似点は確かに多く、否定しきれない要素がある」という結論に至りました。
しかし、漫画という表現媒体において、作者が何を見て、何を感じ、それをどう出力するかは自由です。
たとえ元ネタが何であったとしても、レゼというキャラクターが私たち読者に与えてくれた感動や衝撃、そして可愛さは変わりません。
2025年現在、劇場版も大ヒット中の『チェンソーマン』。
今回の騒動も、作品の持つ「毒」と「魅力」の一部として、さらに注目を集めるきっかけになるのかもしれませんね。